今週末、東京都や大阪府、首都圏などで「不要不急の外出自粛要請」が出されています。


私が住む首都近郊県は「都内への移動自粛要請」が出されていますが、都内で技術職の仕事をしている夫はどうしても出社する必要があるため、出かけて行きました。


現在就活中の長男も、本来ならば明日都内で企業面接の予定があったところ、この状況を鑑みて当該企業から面接場所を東京都以外の場所に変更する、という知らせがあったそうです。


このように、様々な面で多くの人たちが今回のコロナウイルス禍からの影響を受けています。


しかし日本は世界的に見れば、まだ感染者の数は少ない方。


今朝のニュースでは、アメリカでの感染者が中国、イタリアを超える10万人になったことが報じられていました。


ほんの少し前までアメリカでは「むしろインフルエンザでの死者数の方が問題」などと言われていたのに。


あっというまにこのような状況になってしまったことで思うのは、この新型コロナウイルス(COVIT-19)には、まだわからない部分が多いということです。


日々このウイルスに関する新しい情報が更新され、中には相当な割合でフェイクニュースも紛れ込んでおり、それが私たちの不安に一層の拍車をかけてしまっています。


世界中が不安に包まれていると言っても良いこの状況下で、「歌でみんなの心をひとつに繋ごう」と声をあげたのがアイルランドのロックバンド、U2のボーカリスト・ボノとその友人たちでした。


以前からボノは、チャリティ精神に根ざした活動を続けてきたことで知られています。


今回ボノは「SING FOR LIFE」という楽曲を、ウィル・アイ・アム(ヒップホップユニット、ブラックアイドピーズのメンバー)、ジェニファー・ハドソン(アメリカのシンガー)、そしてX JAPANのYOSHIKIとコラボして発表しました。


この作品は、新型コロナウイルスが猛威をふるうイタリアで、外に出ることができないイタリアの人たちが歌いあってお互いを励まし合う姿を見たボノが、感銘を受けて書き上げたもの。


ボノからウィルにコラボの提案があり、それに賛同したウィルがボノとの共通の知人であるYOSHIKにも声をかけ、さらにジェニファーも加わって今回の発表に至ったそうです。


「一人一人の努力が人類全体を救う」と、新型コロナウイルスの収束を願い作られた本作は、ボノがその動画を自身の公式YouTubeで公開しています。


音楽は言葉を超えた連帯感を生み出す強力なツール。


彼らから発信されたこのメッセージを胸に、私も自分がいまできることを淡々と行っていきたいと思います